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野菜たちの個性や魅力を探り、特性を生かしたおいしい食べ方を見つけよう!

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安納芋

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10月頃から店頭で目についていた安納芋。ちょっと敷居が高いもののやっぱり食べてみたい!との思いからピックアップしてみました。(2013/01/20作成)

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品目:サツマイモ
植物学上の種類:ヒルガオ科サツマイモ属
原産地:中央アフリカ
品種:安納芋
主な産地:種子島
出回り期:10月中旬~1月、その後は貯蔵品が出回る

種子島特産の芋として注目されている安納芋。
ねっとりとした食感と甘みが強いことが特徴です。皮が紅色の「安納紅」と皮が黄褐色の「安納こがね」の2種類がありますが、今回ピックアップしたのは後者のよう。切ると肉色は淡いオレンジ色で、よい匂いがあり、ふかすときれいな金色になりました。
安納芋とは、もともと種子島安納地区を中心に自家用として栽培されていたさつまいもで、平成元(1989)年より鹿児島県農業開発総合センター熊毛支場で優良品種の選抜育成が行われ、平成10(1998)年に「安納紅」「安納こがね」が品種登録されたものなのだとか。現在も種子島でのみ生産されています(在来種は他地域での栽培もあるよう)。 じっくり加熱すると甘みを増すことから焼き芋がおいしいといわれます。ケーキやスイートポテトなど、スイーツにしても合いそうです。

●主な栄養素

ビタミンC、βカロテン、食物繊維を多く含みます。他のさつまいもと比べてショ糖が多く含まれることが特徴です。

●保存方法

低温に弱いので、涼しいところで新聞紙にくるむなどして保管します(13~15℃が適温)。長期に保存する場合は焼いてから保存するとよいそうです。

●ひとこと

甘いことで人気上昇中の種子島の安納芋。最近はあちこちで見掛けるようになりました。近くの自然食品店で泥付きのまま売られていたので、とりあえず太ったのを2個購入。紅あずまなどに比べるとややお高い値段ですが、蒸すとねっとりとした食感と高い糖度を感じ、焼き芋にしたらさぞおいしいだろうなあと……。家庭で焼き芋を作る指南は多々ありますが、やはり専門の焼き芋屋さんのようにはいきません。近所を回っている焼き芋屋さん、安納芋も扱っているでしょうか。